7/17に株式会社空の主催で、チェーンホテル運営・経営関係者を対象に開催したレベニューサイクルマネジメントセミナー「効率的な収益改善を実現するためのレベニューマネジメントとは」。
これからのホテル運営に欠かせない「レベニューサイクルマネジメント」について語る本セミナーでは、空代表の松村や執行役員の岡野に加え、MagicPriceユーザーでもある株式会社フェリーチェのホテル・飲食本部エリアマネージャー兵頭さまにも登壇いただきました。
そのなかから、レベニューマネジメントの基本とMagicPriceの正直すぎる感想をぶつけていただいたセッションの内容をお届けします。
そもそもレベニューマネジメントって?
まずはじめに、弊社執行役員の岡野より、レベニューマネジメントの基本についてお話しました。
レベニューマネジメントの定義や歴史は、ホテル業界においてはすでに広く知られていることかと思いますが、細かな内容を知る前に認識すべきなのはそのインパクト。
セッションでは、以下のクイズ形式で紹介しました。皆さんは分かりますか?
・・・答えは、1000万円。
稼働率66% × 5000円 × 150室 × 365日 = 年間売上1.8億円
稼働率67% × 5200円 × 150室 × 365日 = 年間売上1.9億円
このケースでは150室の1施設で算出するため、より規模が大きいチェーンホテルであれば、そのインパクトは数倍、数十倍になります。
そのほか、レベニューマネジメントの基本である5つのステップや仕組み化の考え方についてお話しました。レベニューマネジメントの基本についてもっと詳しく学びたい場合は、こちらから入手できる入門ガイドをぜひご参照ください。
ぶっちゃけどうなの、MagicPrice
その後、「実際どうですか、MagicPriceと株式会社空」と題して、実際にMagicPriceを導入いただいている株式会社フェリーチェの兵頭さまを交えたパネルディスカッションを行いました。
- 株式会社フェリーチェ
- 事業内容
- ビジネスホテル・飲食店の運営及びコンサルティング
- 運営ホテル
- 12施設
- ホテルリリーフ、ホテルフェリーチェ、イチホテル等
- 2018年 4施設開業 2019年 2施設開業
そのなかで、実際に導入され活用いただいている現場のレベニューマネージャーの意見として以下の内容を紹介いただきました。
- 感想
- 作業時間が大幅に短縮(残業時間が半分になった)
- 料金調整をすべき日とそうでない日の判断が付きやすくなった
- 推奨ランクに納得できない日もある
- 判断に迷ったときは最終的には自身の考えを優先
- 改善点
- リアルタイム性
- 推奨されるランクの根拠
この意見は、実際に的を得ていると感じます。通常、施設の運営業務と並行して料金設定を行うレベニューマネージャーは、多忙で料金設定に時間を割くこともできない中、一人で膨大な意思決定をこなしていく必要があります。
MagicPriceはまさにそういった多忙な支配人やレベニューマネージャーの味方であり、「料金設定のパートナーがひとり増えたような感覚」というお言葉をいただくこともあります。
一方で、競合料金のリアルタイム性やAIが推奨するランクの根拠を判別するのが難しいという声は、たしかに多くのお客さまからいただいています。MagicPriceがホテル運営になくてはならない存在になるために急ピッチで改善を進めているところです。
空はMagicPriceを通じてホテル業界に変革を起こす集団であり、ユーザーの皆さんもその仲間の一人だと(勝手に)思っています。今後、MagicPriceユーザーと「これからのホテル運営」について考えるイベントレポートもお届けするのでお楽しみに!
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